人材ビジネスに関わったこの1 年。一番印象に残るエピソードは?
私にとって、一番印象に残っているエピソードは、担当エリアが決まっていない研修期間中に初めて掲載を頂いたお客様とのやりとりです。
そのお客様は介護施設の所長をされている方で、施設のオープンから間もないタイミングで看護師募集の相談を受けました。原稿の作成で取材を行っていくなかで、看護師の主な業務は、施設を利用されている比較的健康な方のバイタルチェック(血圧・体温の測定)と問診が専門的なお仕事であるとの説明を受けました。
私が思っていた看護師業務は、もっと体力的にもハードな業務を想像していましたので意外に感じました。取材を進めるなかで私は募集の対象と範囲を広げてみてはどうかと思い「准看護師でも良いのか?」、また「ブランクのある人でも良いのか?」「業務時間によってはパートでも良いのか?」などの質問をしながら、その時に私が持っていた情報ではありますがいくつかの提案をしました。
この一連の対応に所長様は「こんなに細かく聞き、提案までして頂けるのですね」と驚かれた様子でした。結果としては時間を要しましたが無事に採用出来ました。
そのエピソードで感じたこと、そのエピソードを通じて学んだことは何ですか?
今回のエピソードで私にとって、二つの事を学びました。
一つ目は看護師の目線で原稿を作成できていなかった事です。単に簡単な看護業務を謳っても、看護師の側からすると、安易に応募しない方もいるということです。自分で調べた結果、看護師という職は、人の生命を預かる仕事であり、責任感が強く、プライドを持っているため、気持ち的にゆとりのある介護施設での看護業務を好まないケースもあるとの事でした。
二つ目はお客様との信頼関係の大事さについてです。お客様に対してお仕事の内容・職場の雰囲気・活躍中の社員さん・スタッフさんなどの紹介を原稿に記載するなど、応募状況の良し悪しに応じてキャッチコピーを変更し、求職者に伝えていく事を提案していました。そうする事でお客様からの信頼関係も良くなり今後のお付き合いにつながることを学びました。
人材ビジネスで頑張る皆さんへー激励メッセージ
私はまだ求人業界に入って一年も経たない駆け出しの身ですが、お客様ごとに様々な相談・依頼を受ける日々にとても充実しています。
日々のお客様への訪問の中では、厳しい対応や意見などを受けたり、提案しても、必ず良い結果が出るとは限りませんが、くじけること無く、粘り強くお客様と向き合い、学ぶことで報われ、企業と求職者の幸せにつながる仕事が出来ると思っています。
これからも初心を忘れること無く、又、常にチャレンジしていく気持ちを全面に出して自分を成長させていきます。
松本 浩和
2015年7月に冒険王株式会社入社。
冒険王株式会社が発行する求人情報誌ジェイウォームの採用プランナーとして、企業と求職者の架け橋になるべく日々奮闘中。