私たちの活動 キャリア形成支援プロジェクト

コラム

キャリア形成支援プロジェクト インタビューコラム この人に聞く 「キャリア」の話

セミナー参加者の反応や声をおしえてください。

今回はJHRに「4つのチカラ」使用許諾申請をいただいている43社にセミナーのご案内をしました。
営業・コーディネーター・登録・教育部門等の責任者の方70名が参加されました。参加者アンケートでは、「すでに4つのチカラを実際に活用している」が16.4%、「活用に向けて準備中」が16.4%、「活用の意向はあるがまだ運用などが決まっていない」が32.8%、「検討中」が32.8%でした。
参加いただいた皆様は、派遣スタッフのフォローやキャリア相談、教育支援等のご経験をお持ちの方が多く、派遣の実態を踏まえた実践的な質問や提案をいただきましたので、少しご紹介します。

 

【質問】派遣先がつけた点数の理由を聞き出すのは、派遣会社の若手担当者などにとっては結構難易度が高い気がします。スタッフが想定より高くつけたり、もしくは低く点数をつけてきたりした場合、どのように説明するのが適切でしょうか?

例えば7点だった場合、「なぜ7を付けたのか?」と聞くと「7だと思ったから」となってしまいます。
このようなときには、「どうして8(もしくは6)をつけなかったのか?」と、その前後の点数ではない理由を具体的に聞いてみると良いでしょう。
すると派遣スタッフも自分自身を少し客観的に捉えることができ、次の目標に向かって何をしていくか具体的に考えることができるようになります。

 

【質問】派遣先の協力がない場合、派遣スタッフの自己評価のみで「4つのチカラ」向上に取り組むということに意味はあるのでしょうか?

どんな評価も完璧に評価するということ難しいものです。たまたまその時の派遣先からの協力が得られず、自己評価しかない場合であっても、派遣会社としては、派遣スタッフ自身が低いと認識しているチカラを伸ばし、高いと思うものを更に高くするといったように総合的に能力を上げていく支援を行い続けることが大切だと思います。

その他、参加した方の感想としては、「社内でどのように運用するのがよいか未定ですが、とても参考になりました。」「ホームページで見たときは活用する必要がないと感じましたが、セミナーで背景等が理解でき活用していくことの必要性を感じました。」「キャリア開発を真面目に取り組んでいきたく改めて考えるきっかけとなりました。」「無期雇用社員、請負社員の能力開発にも無理なく使える良いツールと感じました。」など前向きな感想を多数いただき、セミナーに参加することで、背景や意義を理解いただき、「4つのチカラ」の活用意向が高まったこともわかりました。

セミナーに参加し「4つのチカラ」を活用してみたいと思いましたか?
「伴走力向上セミナー」参加者アンケート結果より(n=67)

セミナーを終えて太田さんの感想などお聞かせください。

セミナーに参加された企業の皆様が、派遣スタッフのキャリア開発にとても関心を持っていらっしゃることがよくわかりました。またこのキットを利用することに興味を持っていただけたようで、良かったです。今後の皆様の取り組みに期待しております。

太田 芳徳(おおた よしのり)

株式会社ハンゾー代表取締役

【 経歴 】

名古屋大学工学部卒。2003年より組織開発コンサルタント。
若年キャリア開発のサービス「ソーシャルカレッジ」で、2012年 日本e-learning AWARD 経済産業大臣賞を受賞。
2013年、株式会社ハンゾーを設立。

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