自分自身が「一皮剥けたな」を実感できたエピソード
今、現在は、「こうしましょう」「それはこうしたほうがいいんじゃないか」と採用に関して意見を交わし、双方向で求人広告を作り上げていく関係のお客様がいます。
ただ、はじめからそういう関係が出来ていたわけではなく、むしろ全くと言っていいほど相手にされていませんでした。
今から6年ほど前、担当エリアの変更により前任者とともに初めてお伺いしました。お客様を引き継ぐ経験は過去にもあったので、すぐに受け入れてもらえるところばかりではないことはわかっていました。しかし、このお客様は時間がたっても信頼してもらえず、訪問しても会ってもらえなかったり、質問をしても「前任者に確認して下さい」と言われたり、なかなか相手にしてもらえない時期がしばらく続きました。
そんななか、お客様の採用がうまく進まず、今後の採用について時間を取って話をする機会が訪れました。これはチャンスだと思い、誠心誠意話をさせてもらいました。
今ほど経験も知識もありませんでしたが、話していくなかでお客様の反応が段々と変わっていくのがわかりました。言葉や話の聞き取り方はもちろんですが、上からだった目線が徐々に変わっていくのを感じました。
この日を通してお客様の接し方が明らかに変わりました。広告の打ち出し方やいろんな情報・動向など様々な質問を受けたりします。その上、直接的には求人に関係のないことまで相談を受けるようになりました。
そのエピソードで感じたこと、そのエピソードを通じて学んだことは何ですか?
この経験を通して、いかにお客様の側にたって問題と向き合うことが大事ということを学びました。今は求人広告の打ち合わせをする際に担当者との話だけでは満足できない時などは、実際に現場に足を運んで作業を見たり、スタッフの方に話を聞かせてもらったりしています。
先ほどのお客様は、どうしても求人広告の担当者に要望を感じ取ってもらえないなということで、言いたいことを我慢して、妥協して広告を出していたそうです。
「他の営業と違ってこちらの要望を全て伝えることができるし、フォローもしっかりしてもらえる」と言われ、すごく、すごく励みになりました。
人材ビジネスで頑張る皆さんへー激励メッセージ
まだ大きなことを言えるような立場でも実力もありません。私も日々悩んだり壁にぶつかったりしています。ただ、そんなときにいつも出す答えが「今、自分ができる事をやるしかない」ということです。周りの環境を嘆きたくもなる時もありますが、それは自分ではどうにも出来ないこと。言うまでもなく、求職者と企業を結びつけるというのが求人広告の最大の仕事です。営業という立場でやれることは、いかに企業の良さを引き出し求職者に伝えることができるかだと思います。
常に前に進むしかないので、できることを増やし、技術・ノウハウを身に付け、人と企業との架け橋になれるように行動しています。
一番ヶ瀬裕司
平成19年、株式会社アビリティ・キュー入社。以来、8年以上にわたり求人情報「あぱぱ」の中堅営業担当として活躍。日々成長の連続です。