私たちの活動 事例紹介・インタビュー

人の成長に関われることが、一番のモチベーション
与えられた役割をがむしゃらにこなしていくことが自己成長に繋がる

2015.04.13

一番心に残っているエピソードは?

アルプス技研に入社し、人事関連の様々な仕事を経験して20年近くになります。
その中で私のキャリア形成に大きな転機となる異動が3回ありました。

 

入社時の配属は労務厚生に関わる業務。長年の経験値を活かしながら、新人事制度の導入では仕事への意欲を高める仕組みや体制づくりを目指し取り組みました。
新たな制度を導入する際は、利害関係との調整、規則等の整備が必要であり、社内の各部署からの問い合わせへの対応、規則集の変更など、導入にあたり不備が無いよう、緻密な計画の必要性を痛感しました。
組織のハード面の基盤となる新人事制度の導入に携われたことは、とても充実感のあるものでした。

 

最初の転機が採用業務への異動で、新卒採用の拡大に伴うものでした。
採用業務は会社の将来を担う人材を獲得する重要な仕事です。
特に人材ビジネスは、優秀な人材の確保が会社の行く末を決定するといっていいほど、重要な役割です。人事関連の業務の中でもface to faceで直接人と関わるソフト面の仕事で、今までの業務と違う未知の領域でしたが、人との関わりの面白さを経験することができました。
学生に対して「この会社で是非働きたい」と思ってもらえる動機付けや働き掛けなど難しいことが沢山ありました。
娘と同じ年頃の学生を相手に、時には親御さんの気持ちにもなりました。
採用業務の経験が短いため、自分に不足しているスキルを埋めるため、心理学やコミュニケーションなど様々な分野を学ぶうちにカウンセリング関連に興味を持ち勉強を始めるきっかけになりました。

 

次がリーマンショックの影響による予期せぬ異動です。
急激な景気後退により、ものづくり関連のお客様の経営にも影響がおよび、設計開発エンジニアが契約終了となる状況でした。
とても採用をしている状況ではなく、社内でスタンバイしているエンジニアの早期稼働が急務であることは明確でした。
スキルアップの研修や設計開発案件とのマッチング等、エンジニアのキャリア形成を支援する部署へ異動になりました。
技術的な専門知識はありませんでしたが、これまでの人生経験と採用業務の時に学んだカウンセリングのスキルが大変役に立つことになりました。
希望の職種や製品にマッチングができた時は、共に喜び、やりがいを強く感じることができました。仕事の話だけではなく、プライベートにまで話がおよび、人生相談になることもありました。
アルプス技研は創業当時から教育研修に大変力を入れている会社であり、エンジニアとの関わり合いを通して、人の成長、教育、キャリア開発等に関わりたい気持ちが大きくなりました。

 

そして景気回復に伴い、社内体制の見直しと景気に影響されない技術者育成の為に、教育研修を担当する部署への異動となりました。
人の成長に関われることが、一番のモチベーションとなっています。

そのエピソードで感じたこと、そのエピソードを通じて学んだことは何ですか?

人事担当者としてのキャリア形成は人それぞれですが、与えられた役割をがむしゃらにこなしていくことが自己成長に繋がると考えています。
日常の業務で学ぶべきことは数多くあり、新たな領域への挑戦がいろいろな可能性を生み出してくれます。

人材ビジネスで頑張る皆さんへー激励メッセージ

アルプス技研では「会社は自己実現の場」としています。
誰にでもチャンスが与えられますが、それを引き寄せるか否かは、日々の努力の積み重ねです。
業種、業界の区別なく、仕事に前向きに取り組んで行くことが、自分のあるべき姿にたどり着く近道であり、やりがいに繋がると思います。

田中 美樹(タナカ ミキ)

株式会社アルプス技研人事部

アルプス技研入社。
労務厚生関連、新卒採用、エンジニアのキャリア支援、技術者育成の教育など、一貫して人事関連業務に携わる。

更新日時:2015年04月

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