人材ビジネス業界で働いてきて、心に残っているエピソードは?
入社して半導体前工程・後工程で2年間現場を経験し、3年目より管理の仕事を任されるようになりました。最初は何から始めていいのかが分からず、手探りで仕事に取り組んでいました。
そこでまず、最も身近な上司を参考にさせてもらうようにしました。最初に気がついたのは、従業員の方たちへの声かけです。出勤時と退勤時の「おはようございます。」「お疲れ様でした。」この一言を元気な声でかける事で従業員の方たちのモチベーションが大きく変わる事に気づかされました。欠勤をした人に対して、「○○さん、体調はよくなりましたか?」と一言声をかけられるのは人間として尊敬できます。欠勤後の出社は気がひけますが、この一言があるだけで気持ちが楽になると思いました。その心情を察することができるように私もならなければならないと感じました。
そのエピソードで感じたこと、そのエピソードを通じて学んだことは何ですか?
一人一人のモチベーションを高く保つことが、事業所全体の雰囲気をよくしていく。これは簡単な事ではないと思います。それぞれ何をモチベーションに仕事に取り組んでいるかは個人で違います。それを理解する為に日々のコミュニケーションが欠かせないはずです。ただ事務的に声をかけるのは誰にでもできます。一人一人の顔を見て会話をすることに意味があるのだと思います。会話の内容から一人一人の状態を把握し良い方向に持っていくのが自分の役目だと感じています。従業員の方たちのちょっとした変化に気づけるようにならなければいけないと思います。
人材ビジネスで頑張る皆さんへー激励メッセージ
入社3年目で大きな事は言えませんが、人材ビジネスに携わっているからにはヒトを好きにならなければいけないと思います。初対面の人に対して、この人は自分とは合わないとか、何かあまり好きじゃないなどの先入観を持ってしまうとそこで全てが終わってしまいます。まずは会話をしてみて、そこで迷い、行き詰った時は、人生経験豊富な上司・先輩を頼れば良いと思います。そうして少しずつ人間としても成長していければと私は思います。
石井 直人
2013年 ワールドインテック入社
現在、現場製造責任者を担当