「おはよう」「お疲れさま」、そして「ありがとう」。 ひとつひとつの言葉を真摯に受け止め、口に出して相手に伝える事が『コミュニケーション』、人と人を結ぶ事。そこから生まれた信頼感が、職場を強くする。
人材ビジネス業界で働いてきて、心に残っているエピソードは?
私が19歳の時、現在のメーカー様内にある当社の請負現場へ入社しました。
あれから17年余り。請負・派遣の現場を通し色々な事を学びました。
挨拶の大切さ:毎日現場に『おはよう』と言って顔を出してスタッフ一人ひとりの体調を確認して下さるメーカー社員K俣さん。私も受け売りですが毎日100名程いるスタッフに対して実施しています。数年続けていますが挨拶の返事でいつもと違う事に気付きスタッフのメンタル・体調の変化をいち早く察知出来る様になりました。
『挨拶はコミュニケーションの原点』仕事を通じてたくさんの信頼できる仲間が出来ました。
私の見ている現場は、4ラインあり各ラインにリーダーがいますが7:3位の割合で女性が活躍しています。皆それぞれ勤続年数も長く20代前半から一緒に働いてきました。結婚して、子供を生んで、復帰して、10数年たって古株の多い主婦層も働きやすい現場となりました。現場で結婚したカップルも数組います。
挨拶から始まったコミュニケーションが仕事だけではなく、仲間となり、夫婦となり形はそれぞれですが、コミュニケーションから生まれた信頼関係で職場はもっと強くなり・プライベートももっと楽しく潤っていくと思っています。
そのエピソードで感じたこと、そのエピソードを通じて学んだことは何ですか?
『挨拶は一日のはじまり・コミュニケーションの原点』挨拶をされて嫌がる人は殆どいないと思います。
明るく元気な挨拶で仕事を始め、終わる。簡単な様で出来ない方はたくさんいます。
しかし仕事を円滑に回す為にコミュニケーションはとても大切です。挨拶から顔見知りになり仕事が円滑に行える様になったケースがたくさんありました。私が仕事をする上で『おはよう・お疲れさま』以上に使おうと心掛けている言葉は『ありがとう』です。仕事でもプライベートでも一番と言っていい程、よく使います。何かして貰った事に対してもですが、思いやりの気持ちに対して感謝を込めて言います。
一つひとつの言葉を軽視せず真摯に受け止め口に出して相手に伝える事が、『コミュニケーション』人と人を結ぶ事だと痛感しています。
人材ビジネスで頑張る皆さんへー激励メッセージ
製造業での女性リーダーは、少ないのが現状です。しかし私は常々、女性だからこそ製造現場で沢山活躍出来る事があると思っています。人それぞれに向き不向きはありますが、気付き・気配りをモットーに女性が活躍できる現場をどんどん作っていきたいと思います。その為にも日々『いかに簡単に楽に確実に仕事が行える改善』を現状に甘んじず継続し行っていきたいと思います。それが今までに作ってきた、輪=コミュニケーション=信頼を継続していく事だと思っています。
米澤 美香
請負製造現場:ユニット組立エリア統括リーダー
入社17年。チームワークは「挨拶」が基本であり原点と確信しています。