一番心に残っているエピソードは?
私は現在、自動車ハイブリッド部品製造の請負事業所に常駐し、労務管理・生産管理等を総括する請負事業所長の仕事を担当しています。
今回「価値観・やりがい」の印象深いエピソードで思い浮かんだのは「あたりまえ」という言葉です。ものづくりの現場では「計画的に良い状況を保てる状態(あたりまえ)」を行わないと「更に良い状況を目指せる状態(改善・向上)」に進むことはできません。
先だっても「あたりまえを行えた醍醐味」をはっきりと感じた時がありました。
ある日「お客様(発注者)のお客様(納入先)」が当社の請負工程の視察にお越し頂きました。視察が始まると
「いつものように礼儀正しく挨拶する当社従業員」
「誇らしげに適正な請負状況を語る発注者」
更に「熱心に感慨深く話を聞く納入先」
…ものづくりの現場が「あたりまえ」に動く、(少しだけ)感動的な場面でした。(その後、発注者から納入先の現場の印象に関してのお褒めの言葉を頂戴しました)
そのエピソードで感じたこと、そのエピソードを通じて学んだことは何ですか?
全体の空気や印象は、決して偶発的な結果ではありません。請負事業主と発注者が、長い期間を掛けて幾つもの節目を乗り越えて培われるものだと考えます。
「日常の積み重ね」とも言える、基本的な挨拶・発注者と一緒の安全パトロール・改善提案・職場のマナー等、決しておろそかにしてはいけない決まりを守る仕掛けは、組織を一体化させる「大切な部品」なのかも知れない、私はそう思います。
人材ビジネスで頑張る皆さんへー激励メッセージ
ものづくり(製造請負)はチームワークの仕事です。
責任者は相手を理解し、組織の潤滑油にもなります。そのためには先ず「自分を理解するスキル」を身に着けることが重要です。
これからも「あたりまえ」が私の真ん中にある限り、どんな大変な仕事であっても頑張っていきたいと思います。
西上 俊宏
入社して10年
休日は生まれて半年になる息子の笑顔に癒されて元気をもらっています。